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2018.10.30

コワーキングスペースについて考えてみる

「コワーキングスペース」という言葉をいつからか聞くようになりました。コワーキングスペースがどのような空間なのか、なんとなく理解している方は多いと思います。ただし、具体的なサービスを知らない方も多いでしょう。

今回はコワーキングスペースの魅力を少しでも知っていただくために、コワーキングスペースそのものの意義や時代背景についてご紹介します。


コワーキングスペースってなに?

Wikipedia※で調べてみるとコワーキングスペースは次のように説明されています。

“コワーキングが行われる環境(「コワーキングスペース」と呼ばれることもある)はシェアオフィスやレンタルオフィスとは異なり、実務を行う場所が個室ではなく図書館のようなオープンスペースとなっている。”

シェアオフィスやレンタルオフィスとの違いは後述しますが、そもそも「コワーキングスペース」とは何でしょうか?これは英語の“CO-Working”にスペースを付け加えた言葉です。

共同創業者のことをよく“CO-Founder”と言い表しますが、共同を意味する“CO”と“Working”を掛け合わせた言葉です。これにスペースが付くことで「共同で働く空間」という意味になります。

出典: Wikipedia 「コワーキング」 (2018年10月1日時点)

 

シェアオフィスやレンタルオフィスとの違い

コワーキングスペース、シェアオフィス、レンタルオフィス、これらの言葉はニュアンスが似ているため混同されがちですが違いがあります。ただし、コワーキングスペースとシェアオフィスに関してはほとんど違いはありません。どちらも以下のような特徴を持っています。

  • 一つの空間をシェアして色々な人が働いている
  • 月額プランや1日単位での利用など多彩なサービス
  • 初期費用やランニングコストなどオフィスを借りるよりも低コスト
  • 打合せスペースや複合機などは共有する
  • 一部オプションによる課金がある
  • フリーアドレス式(特定のデスクを持たないこと)で仕事する

このようにコワーキングスペースとシェアオフィスでは共通している点が多く、同一視して考えることもあります。しかし空間の雰囲気というか、肌で感じる部分での違いはあります。

コワーキングスペースはシェアオフィスに比べてコミュニティを意識する傾向が強く、イベントやセミナーを積極的に開催したり、ワーカー同士のコミュニケーションを重視して、困ったことがあったら助け合うといった文化を創り出しているところが多くあります。

一方でシェアオフィスは、執務スペースがコワーキングスペースに比べて狭い傾向があり、かつ“オフィス”というニュアンスが強くなるので、ワーカー同士のコミュケーションやコミュニティ育成をあまり重視しない傾向があります。

では、レンタルオフィスとの違いは何か?レンタルオフィスは仕事に必要な家具や通信設備が備えられた個室を借りるサービスであり、団体専用のオフィスとして借りることができます。個室なので占有空間で仕事をすることができますが、コワーキングスペースやシェアオフィスと比べて高コストになりがちです。

 

コワーキングスペースが広まった時代背景

コワーキングスペースを使用する主なユーザーは以下のような人たちです。

  • ベンチャー企業
  • スタートアップ
  • 企業内イノベーター
  • クリエイター
  • エンジニア
  • フリーランス

コワーキングスペースを利用しているのはほとんどフリーランスじゃないの?という意見も多そうですが、実際は起業したてでまだオフィスを構えていないベンチャー企業やスタートアップ、組織に属しているイノベーターやクリエイターなども利用しています。では、コワーキングスペースが広まるようになった時代背景には何があるのでしょうか?

まず大きな要因になっているのは“コミュニケーション基盤の進歩”です。クラウドサービスが台頭したことでコミュニケーションが簡単に取れる時代になりました。Web会議やチャットツール、クラウドストレージを利用することで遠方にいる相手ともまるで同じ空間にいるようなコミュニケーションが取れます。

コミュニケーション基盤の進歩に伴い、ワークスタイルも徐々に変化してきました。クライアントと直接会わずとも仕事を獲得できるようになったことでフリーランスが急増し、Web系のベンチャーやスタートアップも同様に急増しています。働く場所にとらわれないワークスタイルが確立したことによって、コワーキングスペースやシェアオフィスといったサービスの需要が一気に高まりました。

人と企業をつなぐ“クラウドサービス(Crowd Service)”を提供するランサーズが毎年行っているランサーズ実態調査※によると、フリーランスとして働く人は日本の総労働人口の17%を占めるまでに増えています。さらに、フリーランスの本場でもある米国ではノンフリーランスの割合を超えるほど、働く場所や時間にとらわれないワークスタイルを確立している人が多いのです。ちなみにフリーランスの経済規模は推計20兆円を超えているようです。

フリーランスの市場を見ただけでも、いかにコワーキングスペースの需要が増しているかが読み取れます。

※出典: ランサーズ株式会社 「フリーランス実態調査2018年版

 

コワーキングスペースの意義

日本中に存在するコワーキングスペースにはそれぞれコンセプトがあります。単に仕事の場所だけを提供するものもあれば、コミュニティ育成に重点を置いてワーカー同士がコミュニケーションを取れるようイベントやセミナーに力を入れているものもあります。従って、コワーキングスペースの意義は各コワーキングスペースのコンセプトによって異なります。

当社日本土地建物が運営するコワーキングスペースの「SENQ(センク)」は、多様な業界から日本を動かす先駆者が集まり、オープンイノベーションを加速させる協業と共創の場というコンセプトでサービスを提供しています。そのためにSENQではビジネスのつながりを生む3つの仕組みを作っています。

【ビジネスのつながりを生む3つのテーマ】
  1.各拠点には地域性に応じたテーマを設定
   ・SENQ京橋:FOOD INNOVATION
   ・SENQ青山:CREATOR’S VILLAGE
   ・SENQ霞が関:LEAD JAPAN
   (拠点は今後も増えていく予定です)
 2.テーマの異なる拠点間での異業種のマッチングを支援
 3.メンターやアライアンスパートナーが事業成長と課題解決等を支援

このように、SENQではコワーキングスペースを利用することでビジネスを創り出すことに重点を置いており、ワーカー同士の交流支援、セミナー・ピッチイベント等の開催、メンター・アライアンスパートナーの紹介等により、ワーカーの皆様の協業・事業創造・事業成長を全力で支援することを目的としています。そのためSENQを利用するワーカーにはベンチャー・スタートアップ・企業内イノベーター・経営者・クリエイター・エンジニアはもちろんのこと、大学・研究機関・地方公共団体などが多いのが特徴です。

 

まとめ:コワーキングスペースを賢く利用しよう

従来のコワーキングスペースは、ベンチャー企業やフリーランスが利用するものと考えられていましたが、今では大企業のイノベーターやクリエイターが普段とは違った環境でアイディアを創出するための場としても利用されています。そのため、コワーキングスペースを利用することで多彩なワーカーとのコミュニケーションを実現し、自分自身のワークスタイルやビジネスに大きなインパクトを与えることも可能です。コワーキングスペースを単なる仕事の場所スと考えるのではなく、スキルアップやキャリアアップの場としても考えてみてはいかがでしょうか?

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