【SENQ六本木マネージャーインタビュー 前編】挑戦や変革に取り組み続けるスタートアップを強力にサポートする。SENQ六本木はそういう「場」でありたい

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CHANGE THE THEORY」をコンセプトに掲げ、これまでの既成概念や常識を覆すような革新的なサービスやプロダクトを創出することを目指すスタートアップが集まるコワーキングスペース、SENQ六本木。ここでは、SENQ六本木のマネージャーとして活躍する日本土地建物株式会社の臼井 良輔(うすい りょうすけ)氏に、SENQ六本木の特徴や施設概要、そしてこれからのSENQ六本木について伺いました。

【SENQ六本木マネージャーインタビュー 後編】はこちら

 
-----ご経歴と、SENQ六本木に関わるきっかけについて教えてください。

DSC_0014SENQ六本木マネージャー 臼井

臼井:私の前職はOA機器メーカーの営業職で、法人向けに電話関連のシステムを販売していたのですが、訪問先のひとつにSENQがありました。実は、前職の別事業でコワーキングスペースを立ち上げ、運営し、失敗に終わり閉店させる……という経験をしていまして、SENQはコワーキングスペースに携わっていた人間が外部から見ても素晴らしい事業だと感じ、SENQ六本木の立ち上げを含めた形で、20197月にマネージャーとして転職しました。

前職でのコワーキングスペースへの取り組みは成功とはいきませんでしたが、個人的にはコワーキングスペースでの仕事に対する熱量がありましたし、コワーキングスペース事業は今後一層伸びていくと感じられたので、失敗した経験も活かして、新たな形でSENQに貢献したいと考えました。

ひと昔前のシェアオフィスは、事業縮小の結果として生じた空きスペースを貸し出すような、机と椅子とネット環境だけというものも多かった。

そこにコワーキングスペースという「仕事場をオープンにすることによって、いろいろな人々が集まり、自由なコミュニケーションを通じて相互に知識や情報を共有して、オープンイノベーションに繋げる」という発想が生まれました。その発想といかに融合していくかが、ここ数年のSENQも含めた業界の課題だったと思うんです。

ただ仕事をする場だけではないという付加価値を生むために、何をコンセプトに持ってくるか。SENQはそのブランディングが今きちんと固まりつつあって、常ににぎわいを創出できていると感じます。

-----SENQ六本木について、詳しく教えていただけますか。

臼井:SENQ六本木は「CHANGE THE THEORY」という、エネルギーに溢れ、世界が注目するエキサイティングな街「六本木」で、新しいことへの挑戦や変革に取り組み続けるどの分野・業種のワーカーにも共通するテーマを掲げました。

また、SENQ六本木の開業と同時期に、ベンチャー企業に対する支援をより一層進めていくために、アーキタイプベンチャーズ株式会社とパートナーシップを構築しました。同社とのパートナーシップを活かし、SENQ 会員への事業面・資金面のサポート強化を進めています。

例えば、アーキタイプベンチャーズ社との取り組みの一つとして、「オフィスアワー」というメンタリングプログラムを開始しました。「どうやって資金調達していくのか」とか、「どういう風に事業戦略を変えていくか」といった、悩みを抱えているSENQ会員とアーキタイプベンチャーズ社の個別面談で、参加者にはご好評を頂いています。

スタートアップを呼び込むのは難しいことですが、このような取り組みの成果もあって、SENQ六本木の入居者はスタートアップが中心です。さらに言えば、「資金調達をして人員を増やし、事業を拡大していこう」といった、第二ステージに移られている企業も多く入居されています。

ベンチャーキャピタルにMaaS系、Web動画配信系のプロダクションや音楽レーベルといった六本木エリアらしいクリエイティブ系の企業まで、幅が広いですね。また、ロサンゼルスに本社がある企業や、中国でスマホゲームを制作している企業なども入居していて、国際色も豊かです。

 

-----設備面での特徴はどんなところにありますか。

DSC_0048

臼井:SENQではイベントが頻繁に開催されますので、六本木でもイベントを意識して、音響設備とスクリーンにこだわりました。それから、イベントのための空間と、コワーキング利用者のための空間をしっかり分けています。中央に受付を置き、イベント時はスライディングウォール、つまり天井までの壁でイベントスペースを仕切り、コワーキング用のスペースにできる限り音が漏れないようにしています。ルーム(個室)は、コワーキングスペースとは別のフロアに設けているため、コワーキングスペースでイベントが行われていても、それぞれの利用者が気持ちよくご利用いただけるようになっています。

スペースを仕切り過ぎるとコミュニティ形成が難しくなりがちなのですが、カフェスペースを入口近くに置くことで、交流の場となっていますね。

-----特徴的な設備といえば、広いテラスもありますね。

スカイテラス

臼井:入居者様にSENQ六本木の気に入っている点を伺うと、スカイテラスは必ず上位に入ってきます。意外と近くに大きい建物がなく、開放感がありますからね。

リフレッシュしたい時にご利用頂くケースが多いようで、フラッと一周してみたり、スマートフォンを見ながら外の空気を吸ったり、ランチスペースに利用している方もいたり。

空やグリーンが映えるので、取材時の撮影などに使われることもありますね。イベントでも、ビジネスのために集中して意見交換をした後、「じゃあテラスでアルコールでも飲みながら」となると、よりリフレッシュできて懇親会も盛り上がる。

実は近々、スカイテラスのリニューアルを考えているのですが、入居者様のためのリニューアルなので、我々が企画するだけではなくて、入居者様から頂いたアイデアを活かしたいと思っています。

-----SENQ六本木に関心を持っている方へ、メッセージをお願いします。

臼井:SENQ4つの拠点の中でも、SENQ六本木は非常に賑やかです。コンセプトや立地から、他のSENQとは違う場になるとは予測していましたが、ある意味予測以上の結果になってきています。入居者様も私たちと一緒になって「どうすればSENQ六本木がより良い場になるか」を考えて下さり、日々新しいアイデアを伝えてくれます。

この活気を生かせるよう、私たちもオープンイノベーションを促す施設作りを心がけています。スタートアップ企業の支援にも力を入れていますし、入居者同士でも刺激を受けられることは間違いないかと思います。ドロップイン利用もできますので、ぜひ一度施設に足を運んでみてください。

------ありがとうございました。

 
インタビュー:丸田カヨコ)


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