
中央⽇本⼟地建物グループが手掛けるオープンイノベーションオフィス「SENQ」は、ベンチャー・スタートアップ・企業内イノベーター・経営者・クリエイター・エンジニア・大学・研究機関・地方公共団体等、多様な業界から日本を動かす先駆者が集まり、オープンイノベーションを加速させる協業と共創の場です。
爽やかな風が吹く2025年5月23日、SENQでは全拠点の会員さまとパートナーが集う交流ビアテラスイベントを開催しました。
SENQ六本木のオープン6周年を祝うこのイベントでは、パブリックパートナーである7つの地方自治体との交流会、会員さまによるライトニングトーク、懇親会を実施。
当日は約80名の方が一堂に会す、大盛況のイベントとなりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回はイベントの様子をレポート記事にてお伝えします。
「ビアテラス」を楽しみに、SENQ六本木にパートナー&会員が集合!
2025年5月23日、SENQ六本木にて6周年イベントが開催されました。
まずは司会のSENQコミュニティマネージャー 大宮さんによるオープニングのごあいさつ。続いて「第一部 自治体交流会」として、自治体さまとの事業共創に積極的な会員さまのライトニングトークが行われました。ご登壇いただいた企業さまを簡単にご紹介します。
株式会社Vさま
メタバース事業の共創を手掛け、中でもVR Chatを得意とする同社。この日登壇した小山田さまは、もともと神奈川県横須賀市職員だったそう。「横須賀市のメタバース事業が楽し過ぎて転職しました。VRは婚活、ひきこもり支援、観光PRなどさまざまな分野での活用が始まっています!」とのことでした。
株式会社シードコマースTOKYOさま
インバウンド向けのウェルネスツーリズムなどを手掛けている同社。いま座禅体験のできる場所が不足しているそうで、「座禅会ができるお寺さんの心当たりがある自治体さま、声をかけてください。そこを中心に周辺を巡るツアーを作ります」と呼びかけました。
株式会社ウェルカムロックさま
カプセルトイマシンの設置などを手掛ける同社では最近、観光地などで人気の「レトロコーナー」を積極的に展開中。また、観光地の商工会と協力して、地元の名物を使った雑貨をカプセルトイにするといった話も挙がっているのだとか。
ブロードバンドジャパン株式会社さま
同社は、2025年6月より義務化された「職場の熱中症対策」対応サービスを紹介。各自のスマートフォンを使って体調不良を自己申告し、そのデータをグラフ化。不調者の多い場所ではアラートが上がるといったもので、併せて「東京都で熱中症リスクが高まるのは実は6月下旬」といった情報も紹介されました。
クラフトシップス株式会社さま
日本の職人技術を活かした商品が作れる「ものづくりプラットフォーム(CraftShips)」の運営を手掛ける同社。SENQで大阪府堺市の担当者さまと出会い、事業共創を実現させた 経験もお持ちです。直近では、越前漆器の職人たちとの取り組み が話題となりました。「「各地で面白い技術を持っている職人さんたちを、ぜひご紹介いただけたら」と呼びかけました。
早速の「乾杯!」で第二部がスタート!
ライトニングトークの後は、第二部の支度が整うまで自由に交流を楽しんでいただく時間に。当初、乾杯は第二部のプログラムが進んだ後を予定していましたが、早くも盛り上がってきた会場の様子から、早めの乾杯で第二部がスタートしました。
「運営よりごあいさつ」として再びマイクを取ったコミュニティマネージャーの大宮さんは、実はこの日の午前までSENQ目黒のレセプショニストとして勤務しており、このイベントがコミュニティマネージャーとしての初仕事でした。「これまでは『SENQ目黒の顔』を目指してきましたが、これからは『SENQの顔』になれるようにがんばります」と意気込みを語りました。
続いては2025年にオープンする2つのSENQ新拠点の紹介に。それぞれの特徴として、7月オープン予定の「SENQ淀屋橋」はコアラウンジ(ビル共用部)が広いこと、10月オープン予定の「SENQ田町」は大小のカンファレンス(会議室)が充実していることなどが紹介されました。
SENQ六本木の会員さまもご紹介
プログラムはSENQ六本木の会員さまご紹介へ。ご参加いただいた企業さまから一言ごあいさつをいただきました。
ITU合同会社さま
建築内装を手掛ける同社は「(ITのつく社名ですが)ITはまったくできません」と笑いを誘いつつも、「安心安全、地に足着いた会社です」と頼もしい一言。SENQ会員同士でのサークル活動「SENQフィットネス」も楽しんでいるとのことでした。
株式会社スタジオカレンさま
Webサイト制作を手掛けて21年になるという同社。当日ご参加の鈴木さんは「最近サングラスが好きで、着けるとちょっと強面に見られますが、気軽に話しかけてください」と、身近な話題で会場を和ませていました。
イベントに華を添える美味しそうなケータリングの数々も、実は飲食業を手掛ける会員さまにご用意いただいたもの。それぞれお料理をご紹介し、ごあいさつをいただきました。
株式会社リン・クルーさま
全国29店舗の飲食店を運営されるリン・クルーさまはハワイアン「Moana Kitchen Cafe」のハンバーガー、サラダ、ステーキ、鉄板焼「こて吉」のお好み焼き、韓国ごはん「ダイダイ」のおつまみメニューをご用意くださいました。
MTJ株式会社さま
フードイベント事業などを手掛けるMTJグループ株式会社さまは、SENQ六本木のテラス席を使って生ビールや焼きたての餃子、ソーセージ、アイスクレープをご用意くださいました。
地方自治体のパートナーも多数参加
本日お越しのパブリックパートナー(香川県高松市、京都府京都市、栃木県宇都宮市、福島県、福島県福島市、宮城県仙台市)の各ご担当者さまからもごあいさつをいただきました。
パブリックパートナー制度は、就任された地方自治体さまに協業候補先の紹介や、イベントの共同開催、各自治体内のインキュベーション施設との連携などを通じて、運営に協力していただくというもの。先ほどのクラフトシップス株式会社さまのように、事業共創を実現させた会員さまもいらっしゃいます。
高松市さま
この日1人でご参加の田中さまは、この4月に高松市東京事務所へ赴任されたばかり。「所長は明日がお子さんの運動会でどうしても外せないので代打で参加しました」と、ほっこりするエピソードを聞かせてくださいました。
京都市さま
9名いらっしゃる京都市東京事務所から、この日は移住やふるさと納税などのシティセールス、企業誘致のご担当者さまが参加されました。
宇都宮市さま
赴任して3年になるというご担当者さまは、6周年を祝うお言葉に加えて「3年前、初めて外部イベントに参加したのがSENQ六本木。テラスには思い入れがある」とお話しくださいました。
福島県さま
「今回の全国新酒鑑評会で、福島県の日本酒は兵庫県産と並んで16銘柄が日本一の金賞受賞数になりまして」というご担当者さまに、会場からは驚きの声が。「でも、今日(福島の地酒を)持ってきていないんです。日本橋に福島の物産館がありますので、そちらでお買い求めいただければ……」と、笑いもしっかり取っていました。
福島市さま
この4月からSENQ霞が関に入居された福島市さま。全国の自治体で例を見ないものとして「福島市には市が運営しているUFOの施設(UFOふれあい館)がございます」と、インパクト抜群のPRをしてくださいました。
仙台市さま
この日お越しの仙台市首都圏プロモーション担当さまは、この4月から増員されて3名体制になったそう。「仙台と東北を元気にしたい」と生き生きとした様子でお話しくださいました。
お楽しみの抽選を経た後は記念写真でお開きに
この日のプログラムの中でも盛り上がったのは「お楽しみ抽選会」。今回は、6周年にちなんで「6」のつく景品をプレゼントしました。景品が当たった方たちの嬉しそうな笑顔が印象的でした。
そしてイベントの最後は参加者の記念撮影をパシャリ。多くの方たちにご参加いただいたイベントは大盛況のうちに終了となりました。
まとめ
乾杯前からにぎやかだった会場は、プログラムが進むごとに和気あいあいとした雰囲気になっていました。「テラスの方が気持ちいいね」と、夜風を受けながらお話を楽しむ方もたくさんおり、とても和やかな会となりました。
※掲載内容は取材当時のものになります。