【開催報告】All SENQ Meet up #4

All SENQ Meet up

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コロナ禍という未曽有の荒波を乗り越え、オープン4周年を迎えたSENQ。同拠点の入居者とパートナーが集い、ライトニングトークを繰り広げてきたこれまでの記念イベントに代わり、2021年は拠点の距離を超えて交流を図るオンライン記念イベントとして「All SENQ Meet up #4」を325日に開催しました。

《概要》
1. 株式会社ジョコネ。 北 奈央子様
2. 株式会社Diagonal 久我 剣太郎様
3. 株式会社スタイリッシュ・アイディア 新井 宏征様
4. 株式会社アロハワークス 安蒜 猛 様
5. 株式会社BANQ 原田 梨央様
6. XERO株式会社 小沼 亮様

進行: SENQオープンイノベーション担当マネージャー 川島 興介

女性のヘルスリテラシーをさまざまな専門家がサポート「株式会社ジョコネ。」

この日最初に登場したのは、「株式会社ジョコネ。」の北様。ユニークな社名には「女性をコネクトする」という意味がこめられているそう。
女性が「ヘルスリテラシー」、つまり健康情報を取得・活用する能力を高められるよう、ヘルスリテラシー講座、育休・産休サポートプログラムなどのサービスを提供しています。株式会社ジョコネ。

女性が「ヘルスリテラシー」、つまり健康情報を取得・活用する能力を高められるよう、ヘルスリテラシー講座、企業向けの育休・産休サポートプログラムなどのサービスを提供しています。

企業に対して産休・育休取得後の復帰に対する不安へ寄り添いあうコミュニティを作り、子育て離職防止や、時短勤務者が増える問題などの解決を目指しており、働く女性だけでなくその周囲も含めた仕組み作りへの視点が光ります。株式会社ジョコネ。 ヘルスリテラシー

助産師、栄養管理士、キャリアコンサルタントなどさまざまなスペシャリストが揃う同社の中でも、ユニークな専門家が「骨盤底筋トレーナー」。

女性にとってトラブルが起きやすい「骨盤底筋のダメージ」に注目し、骨盤底筋を鍛えるオンライン講座「底トレ」(そことれ)や、産後専門講座の「底トレママ」を実施しているそう。株式会社ジョコネ。 専門家

質疑応答では、次の登壇者でもある「株式会社Diagonal」の久我様から、営業やマーケティングへの取り組みにについて質問。お互いに創業間もない会社であり、またコロナ禍でこうした取り組みの形が変化しつつある過渡期ということもあって、リアルな試行錯誤の様子が垣間見えました。

 

金融のスペシャリストがファンドレイズを支援「株式会社Diagonal」

先日のCircle of SENQに引き続いての登壇となった「株式会社Diagonal」。外資系大手証券会社出身の創業メンバーお二人による同社は、金融機関を主な取引先として、プライベート投資支援を中心にさまざまな事業を手掛けています。株式会社Diagonal ファンド・レイズの負担を減らす

今回は、その中から「ファンドレイズ(資金調達)支援」事業をフィーチャー。これは、同社がクライアントの「オンライン・マーケティング・チーム」となって、顧客紹介や顧客対応、資料作成、報告といった業務をサポートしてくれる、サブスクリプション型のサービスです。株式会社Diagonal ファンド・レイズの負担を減らす

クライアントが中核業務に専念できるだけでなく、同社の豊富な経験や広い人脈も活かされ、単純な「営業のDX化」以上のバリューが期待できそうです。株式会社Diagonal オンライン・マーケティング・チーム

川島マネージャーは、バーチャル背景の中に、まるで大きなスクリーンがあるかのように資料を映し出す斬新なプレゼン手法に興味津々。金融の専門知識にとどまらず、こうした新しいコミュニケーション手法に意欲的なところにも、同社の“強み”が感じられます。

 

変化に強い事業を作る「株式会社スタイリッシュ・アイディア」

こちらも先日のCircle of SENQに引き続いて登場された「株式会社スタイリッシュ・アイディア」の新井様。同社は「シナリオプランニング」というユニークなコンサルティング手法を軸に、企業や自治体などをサポートしています。株式会社スタイリッシュ・アイディア

企業においては「自社の能力」と「顧客のニーズ」に注視しがちですが、実は自社や顧客をとりまく「外部環境の変化」による、「顧客のニーズの変化」にも対応しなければなりません。これはコロナ禍により、まさに企業が直面した課題でもあります。株式会社スタイリッシュ・アイディア 不確実な時代に考えなければならないこと

これにどう向き合うか、さまざまな状況に対処するいくつもの「シナリオ」を作って、自社のことを考えるのが「シナリオプランニング」の基本。

同社は、リソースがかかるこのシナリオ作の基礎ステップをサポートし、企業自身は自社の未来を読む「未来創造ダイアローグ」に専念できるプログラムを提供しています。株式会社スタイリッシュ・アイディア シナリオプランニングから未来創造ダイアローグ

「環境変化に対応する」ためのプログラムとあって、質疑応答では「作ったシナリオはどれくらいの期間ごとに見直すのですか」という質問が。これは、最初に設定した期間にもよるものの、1年~半年といった「短い期間での見直し」と、例えば10年といった「長い期間での見直し」の合わせ技になるのだとか。

 

長年のキャリアでユニークなソリューションを展開「株式会社アロハワークス」

代表の安蒜様がハワイ大学在学中に創業、2010年に法人化したデジタルソリューションカンパニーである「株式会社アロハワークス」。現在はSENQ京橋に入居されています。株式会社アロハワークス

会社設立前から手掛けてきたWeb開発は、既に20年のキャリアを持つ主力事業。制作だけでなく、自社&競合分析や運営管理、ツール導入支援やセキュリティ対策なども請け負っています。

さらに自社開発のWebサービス「粗大ごみ収集ネット受付システム sodai.jp」や、デリバリー・モバイルオーダー用の注文システム、リアル店舗内で来訪者のトラフィックを見える化する「RetailNext」など、アイデアに富んだソリューションが続々と紹介されました。株式会社アロハワークス RetailNext

海外の160以上の空港に配置されているという満足度測定ソリューション「HappyOrNot」は、SENQ京橋に配置されていることもあり、川島マネージャーも大注目していました。株式会社アロハワークス HappyOrNot

ユニークなソリューションたちは「(海外では引きがあるのに)なかなか日本で取り入れられないのが悩みです」と、意外な一言も。魅力的なソリューションばかりなのに、と参加者のみなさんは驚きでした。

また、安蒜様は北千住によく出没されるとのことで、在住歴のある川島マネージャーとの“北千住トーク”が繰り広げられる場面もありました!

 

働き方だけでなく給与も多様に!「株式会社BANQ

昨秋のCircle of SENQ以来の登壇となったのは「株式会社BANQ」。給料日を待たずに既に働いた分の前払いを可能にする「ほぼ日払いくん」や「給料サプリ」といったサービスを提供しています。約200社、外食産業や人材派遣など誰もが知る有名企業にも導入が進んでいる、今注目の「オンデマンド給料サービス」です。

株式会社BANQ

サービスの斬新さに加えて、コロナ禍以前からオンライン営業を積極的に取り入れ、アポイントを3倍に増やすなど、“目の付け所”が鋭い同社。

「オンデマンド給料サービス」の「学生が夏休みのアルバイトで得た給与を、夏休みが終わる前に使える」といった、ユーザー目線の絶妙さには思わず唸らされます。今後広がってくるであろう「給与のデジタルマネー払いによる自由化」に先んじているところも見逃せません。株式会社BANQ オンデマンド給料サービス株式会社BANQ 給料のオンデマンド化

「コロナ禍で働く場所や時間の自由化については進んだけれども、給与の自由化についてはまだあまり注目されていない」とプレゼンターの原田様。「正社員にも対応できますし、アルバイトの多い企業には特にニーズのあるサービスなので、ぜひ」とのことでした。

 

テーブルオーダーの効率化で接客サービスを充実させる「XERO株式会社」

ラストに登場したのは「XERO株式会社」。飲食店のテーブルオーダーやデリバリー、モバイルオーダーとその会計を利用客のスマホで行うソリューション「ZEROレジ」を提供しています。XERO株式会社

テーブルオーダーを専用端末でセルフサービス化したり、デリバリーやモバイルオーダーの注文・会計をWebツールやアプリでセルフサービス化したりするシステムは見かけますが、これをすべて統合し利用客のスマホで行う「ZEROレジ」は、確かにとても合理的。XERO株式会社 テーブルオーダー

店側は通信環境やタブレットPOS、レシートプリンターを用意し、QRコードを設置するだけで、工事費をかけずに導入できます。利用客はアプリなどをインストールする必要もなく、QRコードを読み込むだけで利用できますから、負担をかけることもありません。XERO株式会社 ZEROレジについて

ホールスタッフがオーダーや会計以外の接客サービスに専念できるように、そして利用客はスタッフに遠慮することなく、好きなタイミングで注文できるように、と双方に優しいだけに、今後の展開が楽しみなこのサービス。

プレゼンター木村様の「店員さんに、お客さんとのコミュニケーションが取れる時間を作ることが大事だと思う」という一言はとても印象的でした。

 

川島マネージャー

SENQ4周年の節目を飾るということで、多くの企業の参加があった「All SENQ Meet up」。プレゼンター以外にもさまざまな方が参加され、画面越しに拍手したり、リアクションツールで拍手を送ったりして盛り上がる場面も見られました。

(ライター:丸田カヨコ)

 

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