SENQのオンライン入居者交流会となる「Circle of SENQ」、第4回は参加者もグッと増え、午前・午後に分かれて盛りだくさんの内容となりました。レポートも前後編にわたっている今回、ここでは後半に登場した3社の様子をお伝えします。
《概要》
4. 株式会社ARKADEAR 笠谷 龍 様5. 東京植萃株式会社 藤井 愛 様
6. 株式会社メクゼス 山本 剛 様
進行: SENQオープンイノベーション担当マネージャー 川島 興介
新しいコンシェルジュサービス「株式会社ARKADEAR」
株式会社ARKADEAR(アルカディア)は、「富裕層向けのコンシェルジュサービス」という、ユニークな事業をメインとしています。
「入手困難なブランドアイテムや予約困難店を手配する」、「休暇の日程に合わせてバカンスプランを提案する」といった具体的なサービス内容を聞くと、確かに多忙な富裕層にとってニーズが高いサービスであることが窺えます。
実際に、国内外の高級リゾートや、予約困難店の手配を強みとしている同社。年2回発行されている会員誌や、同社が取材・ライティングを手掛ける誌面には、思わず旅情を掻き立てられるリゾート地の美麗な写真が続々と現れ、読み応えも抜群です。公式YouTubeチャンネルにも、国内外リゾートのイメージ動画が並んでいます。
この日登壇された笠谷様は、事業立ち上げのきっかけとして「富裕層のラグジュアリーに対する概念が変わっている」と語りました。ブランドアイテムなどの“モノ”よりも、ホテルステイやリゾート、グルメなどの“体験”を重視するお客様が増えているという視点は、旅行分野はもちろん、他分野のビジネスのヒントにもなりそうです。
人間と植物を融合するように「東京植萃株式会社」
東京植萃(とうきょうしょくすい)株式会社の藤井様は、SENQ京橋のPHONEブースから参加されました。
さてまずは、ユニークな社名について説明が。「東京」は人、企業、技術が集まる日本の中心であり“人間の存在”を表現しているともいえること。また「植萃」は、中国の古典『四書五経』のひとつ『易経』に由来し、“植:植物”を“萃:集める”ことから、植物の力を引き出すといった意味があるのだとか。つまり、「東京」と「植萃」をつなぐことは、まるで人間と植物を融合するかのようだ……というわけです。
そんな同社の主な事業は、「医薬品、健康食品、化粧品などの研究開発から製造・販売及び輸出入」、「飲料・食品などの製造・販売及び輸出入」、「医療用具・機器などの開発、販売、賃貸、メンテナンス及び輸出入」の3つ。現在は「青森由美(あおもりゆみ)」というブランド名で、カシスアントシアニンなどの栄養成分を主としたサプリメント・食品用の素材を提供しています。
川島マネージャーが「青森由美」というユニークなブランド名の由来を尋ねたところ、代表の藤原様が「品質の高い青森産のカシスを用いているので『青森』、青森のきれいな環境のイメージから『由美』」だと教えてくださいました。
デザインとプログラムを一気通貫「株式会社メクゼス」
この日最後に登場した株式会社メクゼスは、大阪に本社を持ち72名の従業員を抱えるIT企業。SENQ京橋に4名からなる東京支社を構えています。
同社の主事業はソフトウェア開発、スマートフォンアプリ開発、Webサイト構築など。この日は、ソフトウェア業界特有のサービス体系と、その中で「システム開発」を担っている同社の立ち位置について、図を示しながらわかりやすく解説してくださいました。
他社にない特色としては、システム開発に加えて「Webサイト構築」も同社へ発注できること。デザインとプログラムを一気通貫できることで「Web制作会社とソフトウェア会社の調整」の手間がなくなり、スムーズに開発を進められます。開発実績も、医療、製造から流通、通信まで幅広い分野にわたっています。
東京支社はただいま中途採用活動中とのこと。現在の支社メンバーは皆さん大阪から転勤していらしたそうで、初めての現地採用に期待がかかります……!東京支社では通信業界のデータ分析や、製造業のカメラアプリ開発、Web制作などのプロジェクトに携わっているとのことです。
「大阪より大きなマーケットである東京で、先端技術を学んで大阪本社に還元し、東京支社自体も拡大していきたい」と、この日プレゼンされた山本様。川島マネージャーの「SENQ京橋を選んでいただいた理由は?」という質問に「採用活動にあたって、応募者が働きたくなるようなオフィスを第一に選びました」と、うれしいお答えをくださいました。京橋の立地の良さもプラスに働いたようです……!
回を重ねるごとに、バラエティーに富みユニークな事業を行っている会社が集まってくるCircle of SENQ。皆さんミーティングツールの使い方なども慣れてきて、プレゼンの終わりには拍手マークが飛び交うなど、オンラインならではのコミュニケーションが生まれつつあります。この先、オンラインでもオフラインでも、SENQの輪がぐんぐん広がる予感に満ちた1日でした。
(ライター:丸田カヨコ)