中央官庁街に隣接し、官民連携をテーマに掲げるSENQ霞が関で、従来対面でおこなわれていた入居者交流会「Circle of SENQ」が11月11日にオンラインで開催されました。ランチタイムの「昼の部」、アフター5の「黄昏の部」の2部に分かれて、それぞれ個性派の入居者3組ずつが熱いピッチを展開。
昼の部
1.ヒマナネコ合同会社 福田 悟郎 様(SENQ霞が関会員)
2.JHS株式会社 神代 真徳 様(SENQ霞が関会員)
3.株式会社リーガルフロンティア21 新井 貴夫 様(SENQ霞が関会員)
黄昏の部
4.ヒマナネコ合同会社 福田 悟郎 様(SENQ霞が関会員)
5.株式会社未来の種まき 一門 真由美 様(SENQ京橋会員)
6.株式会社BANQ 槇野 麗奈 様(SENQ六本木会員)
進行:
SENQ霞が関 マネージャー 川島 興介
省庁から歩いて行ける動画スタジオ!「ヒマナネコ合同会社」
レンガ風の壁がおしゃれなスタジオから登場したのは、ヒマナネコ合同会社の福田様。ヒマナネコは、動画制作やライブ配信などを行っている企業なのですが、SENQ霞が関のルーム内にスタジオを作り上げてしまったというから驚きです!
イベントの進行は、さすがは動画のプロというべきお手並み。ユニークな社名の由来から、これまでに手掛けた省庁・政党関連の動画などが、わかりやすくテンポよく紹介されていきます。
競合の多い動画制作会社の中で、ヒマナネコの強みはやはり「地の利」。
省庁から歩いて行ける好立地で、ライブ配信1時間1万円~の手軽な価格は魅力的です。
最近では補聴器などに付属している取扱説明書にも解説動画へ誘導するQRコードが掲載されている、つまり、情報量が多くわかりやすい動画が年代を問わず広く活用されていることに触れ、動画制作を通して、企業様と消費者の両社にとって役立つことで未来を明るくしたいと語ってくださいました。
広島県福山市から太陽光発電で未来を照らす「JHS株式会社」
続いてはこの秋にSENQ霞が関に東京本社を開設された「JHS株式会社」の神代様。太陽光発電システムの開発、設計、販売を手掛ける企業です。
本社は映画『崖の上のポニョ』の舞台としても知られる広島県福山市にあるということで、まずは福山市について教えてくださいました。「瀬戸内のお魚は美味しいですね」としみじみおっしゃる様子が印象的です。
もちろん、主事業である太陽光発電システムについてのご紹介も。同社が認定施工会社となっている家庭用蓄電池「TESLA Powerwall」は、シャープで美しいデザインでありながら、耐用年数は概ね10年以上という高スペック。JAXA在籍時に蓄電池に関わってきたという川島マネージャーも「10年はすごい」と感心するほどです。
法律をもっと身近に「株式会社リーガルフロンティア21」
昼の部最後を飾ったのは、法律や法務に特化した事業を幅広く展開する「株式会社リーガルフロンティア21」。
この日ご参加くださった新井様は、JHS株式会社のある福山市にもお友達が多く、よく訪れていたのだとか。まさに交流会らしい流れに、みなさんの間からも笑みがこぼれます。
「人とリーガルサービスをつなげる」同社は、法律事務所と企業の法務部に特化した人材事業や、法律情報のポータルサイト、法律相談アプリ、契約書作成業務効率化システムなどを展開しています。
プレゼン後には、ヒマナネコ合同会社の福田様が「フリーランスは口約束の仕事ばかりになりがちなので、(御社のメディアで)契約を交わす文化を広めてほしい」と呼びかけ、新井様と意気投合。SENQ霞が関でもお隣同士ということで「後で名刺交換しに行きます!」と声をかける場面も見られました。
黄昏の部にも登場!「ヒマナネコ合同会社」
黄昏の部でもトップバッターとなったヒマナネコ合同会社の福田様。昼の部とは少し違う資料やカメラワークで、昼夜通しでの参加者を飽きさせない工夫はさすがです。
2台のカメラをオートスイッチャーで切り替えていたという映像について「みなさん話している方を映したがりますが、聴いている人の姿は素が現れるので画になるのです」という映像制作のポイントも教えてくださいました。
なんと、昼の部の後に早くもスタジオ見学の申し出があったそうで「スタジオ開放日も設けたい」とのことでした!
「食」を通じた新しい「教育」の価値を社会に広めていく!「株式会社未来の種まき」
SENQ京橋の入居者である「株式会社未来の種まき」は、2020年に法人化したばかりの企業です。
代表の一門様は、PR事業・料理研究家・教育事業の三足の草鞋をはく活躍ぶりで、SENQ京橋のシェアキッチンからも料理や食育に関するオンラインレッスンを配信しています。
経産省OGの一門様は、結婚を機に退職したものの「ライフステージや住む場所で“諦めない”働き方をしたい」とフリーランスで起業。現在は、料理を通してコミュニケーションを学ぶリーダーシップ教育「まなびキッチン」などを展開しています。
「SENQは気軽に人とつながれるのがいいところ」と、自ら「こんな企業や人とつながりたい」リストを発表。「美味しいものを食べるのが好き!!な方」とは、コロナ収束後に一緒に食事をしたり、シェアキッチンで料理したりしましょう!と呼びかけていました。
オンデマンド給料サービスで企業をサポート「株式会社BANQ」
この日最後に登場したのは、オンデマンド給料サービスという新たな事業を手掛ける株式会社BANQの槇野様。
入社間もないという営業担当の槇野様が、同社のユニークなサービスを紹介してくださいました。
給料日を待たずに既に働いた分のお給料の一部を前払いできる、その名も「ほぼ日払い君」。柔軟な働き方を導入することで、求人への応募者数の向上や従業員の定着率を高めるための新しい福利厚生として注目のサービスです。
プレゼン後、川島マネージャーが「BANQとSENQで名前が似ていますね」と言うと、槇野様も「社長も『運命を感じた』と言っていました」ということでした。
真面目なプレゼンだけに終始せず、まさに対面の交流会のようなフランクな雰囲気で、さまざまな話題が生まれたこの日のイベント。遠くないうちに、おもしろい後日談が飛び出しそうな予感がしてくるひとときでした。
(ライター:丸田カヨコ)