SENQのオンライン版入居者交流会となる「Circle of SENQ」を2月17日に開催しました。
今回は、六本木、京橋、霞が関の入居者が参加。ランチタイムの短い間に、個性派の入居者4組が熱いピッチを展開しました。会社紹介にとどまらない、新しい気づきがいくつも生まれるひとときになりました。
《概要》
1. 株式会社イベロ・ジャパン 近藤久美子様
2. 株式会社Diagonal 久我剣太郎様
3. 株式会社アクティヴァーチ・コンサルティング 岩崎洋介様
4. 株式会社スタイリッシュ・アイディア 新井宏征様
進行:SENQ霞が関 マネージャー 川島 興介
スペイン語圏専門のユニークな旅行会社「株式会社イベロ・ジャパン」
トップバッターで登場したのは、株式会社イベロ・ジャパンの近藤様。同社はスペイン語圏専門の旅行会社で、インバウンド事業では個人旅行やグループ旅行の受注、催行を行っていますが、熊野古道体験ツアーなど自社企画ツアーの販売も手掛けています。アウトバウンド事業では、古城や修道院を改修した建物で有名なホテルチェーン「パラドール」の日本総代理店として、パラドールを中心とした旅行の手配を行います。また、2021年の新事業として出資先のバイオベンチャー企業が製造するサプリメントも販売しています。
YouTubeや音声SNSのClubhouseでスペインに関する情報発信をしているというスタッフ様が、このイベントのために近藤様と用意したというプレゼン動画は見応え抜群でした!会社の沿革や業務の紹介に加えて、1人ひとりのお人柄が伝わるスタッフ紹介などもあり、参加者の皆さんも親近感を覚えたはず。走るのが好きな方が多いということで、毎週SENQ霞が関からスタートするランニングへのお誘いもありました。
オルタナティブ投資をもっと日本でも!「株式会社Diagonal」
SENQ六本木の入居者である「株式会社Diagonal」は、昨年10月に創業したばかり。外資系大手証券会社出身の創業メンバーのお二人が、金融機関を主な取引先として事業展開を進めています。主な事業分野は3つ。近年注目されているオルタナティブ投資に強い人材育成や、機関投資家と運用会社のオンラインマッチング、海外投資家との専門的な内容を含む翻訳業務委託といった事業を手掛けています。
日本ではまだまだスペシャリストが少ないオルタナティブ投資領域に着目し、長年の経験を活かして金融機関を中心にサポートする同社。静かなお話しぶりの中でも、この「新しい投資」を日本で広げたいという意欲が伝わってきます。
川島マネージャーからの会社設立に関する質問に対し、「証券会社でないからこそ、会社の枠を超えた商品の提案ができる」、「コロナ禍の影響で、日本にいながら世界の投資家とオンラインで繋がれるようになった」というお言葉が印象的でした。
経営力×事業推進力で支える「株式会社アクティヴァーチ・コンサルティング」
「株式会社アクティヴァーチ・コンサルティング」も昨年11月に創業したばかりの企業。全社の戦略立案からIT実行支援までをワンストップで解決するコンサルティング企業です。ユニークな社名には「クライアントとそのお客様、それぞれの活動を活性化(activate)させ、テクノロジーで繋ぎ(arch)、課題解決することで、日本企業が未来へ向けて持続的発展するための架け橋になる」という意味があるのだそう。
代表の福井さんは、大手証券会社、ITコンサルティング会社を経て、自転車等を利用した宅配サービスで知られる「エコ配」を共同創業したという経歴の持ち主。パートナーで、この日プレゼンを担当した岩崎さんも、大手証券会社や会社の共同創業を経て同社を立ち上げたという、強力な「経営力×事業推進力」を持ったチームです。さらに強力なメンバーの参画も決定しているということで、今後のご活躍も楽しみです。
不確実な時代の生き方を導く「株式会社スタイリッシュ・アイディア」
2013年創業の「株式会社スタイリッシュ・アイディア」。コロナ禍をきっかけにオフィスの在り方を見直し、昨年12月に入居メンバー同士の交流機会なども多いSENQ京橋に移転されました。
この日は、同社のコンサルティング手法のひとつである「シナリオプランニング」について、プレゼン形式でご紹介いただきました。
コロナ禍で誰もが実感したであろう「時代の不確性」。つまり先行きを見通しにくい時代には、経験に頼るだけでなく学習することを重んじ、自分たちの思い込みを修正していくことが備えになるという考え方にハッとさせられます。
“想定される”だけではなく、不確実であっても“未来に可能性のある”シナリオにまで目を向け、それをもとに自社のことを考える。同社ではそのベースのシナリオをあらかじめ作り、自社の未来を中心に考えられるプログラムなども提供しているそうです。
SENQ霞が関のラウンジでスクリーン投影も行われたこの日のCircle of SENQ。プレゼンターだけでなくゲスト参加者の様子も垣間見えて、それぞれがよりお互いを身近に感じられた時間になったのではないでしょうか。
(ライター:丸田カヨコ)