
SENQのオンライン入居者交流会となる「Circle of SENQ」、第4回は参加者もグッと増え、午前・午後に分かれての盛りだくさんの内容となりました。今回はレポートも前後編の2本立て!まずは前半に登場した3社をご紹介します。
《概要》
1. 特定非営利活動法人 日本こども支援協会 岩朝しのぶ 様2. 株式会社Ele Planning 中島 里菜 様
3. 株式会社中小企業経営支援事務所 本多剛士 様
進行: SENQオープンイノベーション担当マネージャー 川島 興介
子どもたちに明るい未来を「特定非営利活動法人 日本こども支援協会」
日本こども支援協会は、児童養護施設や里親の支援、子育て支援事業、災害によって社会的養護が必要となった児童の支援など、さまざまな活動を行っているNPO法人です。この日は、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度「養育里親制度」について、詳しい説明がありました。
養育里親制度は、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもたちが、里親家庭で人生を取り戻す重要な制度。本来は、養子縁組は必要なく、養育費も支給されるなど「一時的な養育を担う」ための制度ですが、日本では「里親=特別養子縁組」というイメージが強く、なかなか里親の担い手が少ないといいます。
協会では、10月4日「里親の日」を軸として、毎年10月に全国一斉里親制度啓発キャンペーンを実施。社会全体で子どもたちに寄り添うことで、子どもたちの未来を明るいものにしようと呼びかけています。また、特別養子縁組、養育里親制度だけでなく、週末里親制度や寄付など、さまざまな形で子どもたちを支えられることを伝えているそうです。
質疑ではプレゼンでの、“社会全体で子どもたちに寄り添う”という呼びかけを受けて「こうした課題に対する企業の貢献も、これからの日本社会を持続させていくために重要」といった意見交換がありました。
業種・業界を問わないクリエイティビティを発揮!「株式会社Ele Planning」
続いて登壇したのは、株式会社Ele Planning(イーエルイー・プランニング)の中島様。帝国ホテルやリクルート社を経て現職というご経歴にして「ラーメンのインスタやってます、いいラーメン屋さんあったら教えてください」という親しみやすいお人柄が魅力的です。
同社の代表、田中様はSENQ霞が関に入居されている休日デザイン研究所の鈴木様と同じJTBコミュニケーションデザインのご出身。広告関連のコンサルティングからブライダル、アパレル、飲食経営まで幅広い事業を展開しています。中でもひときわ目を引くのが「GOTOトラベル」事業の企画、デザイン・ディレクション、アドバイザリーの実績です。また、本社が福岡県にあるということで、福岡、熊本、大分の企業案件や、お寺のパンフレット制作なども手掛けているのだそう。
「『GOTOトラベル』には昨年個人的に非常にお世話になった」という旅好きの川島マネージャー。中島様がラーメン好きということで、川島マネージャーおすすめのラーメン店の話題でも盛り上がりました。
スタートアップ・ベンチャーの味方「株式会社中小企業経営支援事務所」
株式会社中小企業経営支援事務所は、その名の通り中小企業に特化した経営コンサルティング事業を展開しています。
本日登壇された本多様は、“中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上にある者”として「経営革新等支援機関」の認定を受けているだけでなく、「日本M&Aアドバイザー協会」の会員でもあり、まさに中小企業支援のエキスパート。同社は中小企業診断士1名と多国籍のコンサルタント2名からなり、英語・中国語での対応も可能とあって、外国人経営者にとっても強い味方です。
この日は同社のWebサイトを参照しつつ、補助金申請や融資に関するサポートを行う「資金調達支援」、リーズナブルな費用で事業継承の悩みに寄り添う“スモールM&A”を掲げる「M&Aサポートサービス」、多国籍の強みを活かし、特に中国とのビジネスに力を発揮する「越境ECサポートサービス」を紹介。例えば融資サポートでは、金融機関の面接対策までフォローするなど、中小企業に特化しているからこその親身なサービス内容が印象的です。
川島マネージャーも「SENQの入居者様にもスタートアップ・ベンチャー企業様が多く、非常に親和性が高い事業内容。入居者様同士の交流など発展させられれば」と興味津々の様子でした。
社会的な関心の高い事業、斬新でユニークな事業、そして入居者にとって関心の高い事業と引きの強いプレゼンが続き、盛り上がってきたCircle of SENQ#4。ここからさらに、見逃せない入居企業が登場します。レポートの続きは後編で!
(ライター:丸田カヨコ)