【開催報告】“京橋ちょい呑み×ベンチャー”イベント「京橋のれんくぐり」を開催

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SAC

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写真:日本土地建物:野口(左)と、favy:綿貫氏(右)。

京橋に住む地元の人も、海外からの旅行者も。
みんなが楽しめるビジネスプランを実行

京橋を“企業”と“企業”、“地方”と“都心”をつなぎ、食のオープンイノベーションを起こす場所にしたい、そんな思いで2016年9月に開催されたイベント『京橋のれんくぐり~路地をめぐる「ちょい呑み」ツアー』。京橋の飲食店が1,000円程度の“一杯呑みメニュー”を用意し、参加者はお店を巡るというイベント。参加者からは「コストパフォーマンスも良く、京橋の街とお店の魅力がよくわかる」と大好評のうちに終了しました。

このイベントの企画には、ベンチャー(スタートアップ)企業や有志グループなど様々な企業・団体も参加しました。仕掛け人は日本土地建物。「SENQ京橋」の開業に先立ち、京橋エリアを活性化するオープンイノベーションの契機にしたいと考え、同イベントを盛り上げるビジネスプランを募集するコンテストを実施しました。

今回のコンテストで優秀賞に選ばれたのが、株式会社favyの『訪日外国人観光客対応プロジェクト』。店舗向けの専用ホームページの作成ツールの提供と、作成したホームページが自動で多言語翻訳されるサービスです。便利さとアイディアが詰まった、すぐにでも取り入れたいサービス内容として各店舗からひときわ注目を集めました。

これを受け、提案者である株式会社favy・綿貫貴大氏と、日本土地建物株式会社SENQ京橋担当・野口美隆が、京橋のれんくぐりを振り返る対談を実施しました。今後の食文化への発展に関する意気込みや、京橋の街全体を盛り上げつつ、世界への文化発信を行うための施策、また次世代につなげていくための取り組みなどについて、2人でたっぷり語りました。

新たなイノベーション拠点「SENQ京橋」の目指すもの

野口美隆(以下・野口)今回の企画募集の背景として、ここ京橋を、「SENQ京橋」のコンセプトである「 “企業”と“企業”、“地方”と“都心”をつなぎ、食のオープン・イノベーションを起こす場所」にしたいという想いがあり、今回のビジネスプランコンテストの開催となりました。「SENQ京橋」についてはどんな印象を受けましたか?

綿貫貴大氏(以下・綿貫) ベンチャー企業や大企業をはじめ様々な企業同士をつなぐ場という新しい取り組みと聞いて、ワクワクしました。僕達のようなベンチャー企業は、アイディアや実行力はあっても、リソースが少ないことが悩みになるケースが多いですから。リソースをお持ちでベンチャーとも協業できそうな企業と積極的に出会える場があると良いですね。

野口:日本土地建物は不動産デベロッパーとして多くの企業のハード面を支えていますが、いろいろお話を伺うと、大企業や伝統的な企業は、ベンチャー企業の持つ革新的なアイディアや、臨機応変な実行力を求めていることが伝わってきました。2016年11月開業予定のSENQ京橋では、企業間のニーズをつないで、協業や共創の場を創りたいと思っています。

 

綿貫:SENQ京橋のテーマはFOOD INNOVATION、つまりはですね。

 

野口:はい、食をテーマにしたオフィスです。業態がバラバラの人たちが集まるよりも、共通の背景や志向を持った方々を集めることで、協業も進みやすく、イベントにも皆が参加しやすくなる。「出会いの効率化」が図られるように、施設にテーマを設定しました。このテーマを決めるために多くの人たちと話し合いを重ねました。食というテーマに決めたのは、日本が誇る食文化の魅力を更に高め、発信していきたいと考えたからです。もともと京橋には老舗のお店がたくさんありますし、食品メーカーも多数オフィスを構えています。

綿貫 関西、東北……全国の食の交差点である東京駅から徒歩数分ですからね。日本の食を考える中で、京橋は要所のひとつ。そこに、企業のオープンイノベーションを支援する新たなオフィスができるのは、本当に素晴らしいことだと感じます。

野口:それに老舗と新しいお店が混在していますからね。京橋は奥深い魅力がある街だと感じています。

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古今東西が交差する京橋の街の魅力について語る、綿貫氏と野口。お酒がどんどん進んでいます。

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写真は、『銀ZERO』(東京都中央区京橋3-4-4 イーストサイドビル1F03-3510-1366)前で「ちょい呑みメニュー」をいただく様子。

 

ちょい呑みは続くよどこまでも……ワインで気分を変えて、京橋の未来を語る

42件目は、エドグランの近くにある、『東京ドンナバル』(東京都中央区八重洲2-5-7 三興ビル1階 03-5299-4361)。がぶ飲みできるほどたっぷりのワインと、ラムチョップが好評の名店。

京橋の発展についてのお考えをお聞かせください。

野口:やはり、国内外からの旅行者や、新規に京橋をビジネスの拠点として選ぶ人が増えていますよね。彼らに届くような情報提供をすることが、京橋の街の発展には不可欠だと感じています。特に飲食店に携わる皆さまは、そのことについて日々感じていると思います。

綿貫:きちんとアップデートされた正しい情報提供と、言葉の問題ですよね。これについても、favyはクリアしています。というのも、そもそも話題のグルメ・ご当地グルメ・ラーメン・カフェなど、全国の美味しいお店に関する情報が集まるグルメキュレーションメディアなので、口コミ的な情報を得やすいのです。

野口:それに、「FAVYページ」では、飲食店が無料で簡単にホームページを作れますよね。だから、修正なども簡単に行えることがメリットです。それに、店舗情報が7ヶ国(日英仏中台韓スペイン)語に翻訳できることも便利ですね。加えて、PRメディア「FAVYメディア」での店舗特集記事を作成できることも魅力でした。今回、私達からイベントの参画店舗に「FAVYページ」を紹介させて頂きましたが、何店舗に採択されましたか。

綿貫:18店舗中、12店舗です。これらのページをスマートフォンから簡単に作成できることも、お店にとってメリットのひとつです。皆さま仕入れに仕込み、接客、後片付けで大忙しですから。特に京橋は人が集まってきているので、お店の方は毎日てんてこまいだと伺っています。

野口:凄い採用率ですね。繰り返すようですが、やはり言葉の問題を簡単に解決しているところが大きいですね。「FAVYページ」でページを作成すると、外国語に自動変換されて、よくありがちだった文字のくずれなども基本的にはありません。ですから、外国人観光客が店舗を訪れる際にメニューなどをスマートフォンなどで確認しやすいですね。

綿貫:英語圏、中国語圏はもとより、タイやロシアなどからの訪日客も増えています。東京駅からも徒歩圏内の京橋ですが、訪日外国人に人気のエリアである、銀座や築地からも近い。そんな皆様のお役に立てればと思いました。

野口:私たちのこの取り組みが、京橋のみならず東京全体の社会的課題の解決に役立つ例として発信できればと思っています。2020年の東京オリンピックに向けて、多くの人のヒントになれば嬉しいですね。

 

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取材協力店『東京ドンナバル』の店長・大室康元さん。

「『京橋のれんくぐり~路地をめぐる「ちょい呑み」ツアー』では、多くのお客様が来てくださいました。」

 

 

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