工夫次第で広がる、コワーキングスペースの個室ブース(ソロブース)活用法
個室ブース(ソロブース)のニーズが増加
働き方改革によるワークスタイルの多様化や新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及で、オンラインでミーティングを行う機会が増えました。そこで出てきたのが、クローズドな空間を確保したいというニーズです。
日本能率協会総合研究所の調査によると、個室型のワークブースの出荷数は2020年度の2,850台から、2023年度には12,500台に増加する見込みとなっており、市場規模が拡大していることがわかります。ワークブースの市場規模・予測
(株式会社日本能率協会総合研究所のリリースより)
こうした市場の活況を受け、個室ブースを用意するコワーキングスペースも登場しています。コワーキングスペース内の個室ブースには、パーティションで仕切られたセミクローズドなものから完全個室型のものまで、さまざまな種類があります。また、空いていれば自由に利用できるシステムの施設もあれば、予約制の施設や、月額制で専有の個室ブースを借りるシステムの施設もあります。
コワーキングスペースの利用を検討している場合は、どのようなシーンで個室ブースを利用したいかを明確にし、その利用方法に合った個室ブースが設置されている施設を選ぶとよいでしょう。
コワーキングスペースの個室ブース(ソロブース)活用アイデア
ここでは、コワーキングスペースにある個室ブースが実際にどのように使われているのか、代表的なものから番外編の使い方まで、4つの使い方をご紹介します。用途別におすすめの個室ブースのタイプもあわせて紹介しますので、コワーキングスペース選びの参考にお役立てください。
Web会議に利用
コワーキングスペースの利用中に、会議をオンラインで行うケースは多いでしょう。しかし、オープンエリアでは会話が筒抜けになってしまうため、情報漏えいのリスクが伴います。また、マイクが周囲の雑音も拾ってしまうため、会話がしにくいといったデメリットもあります。
個室ブースを利用することでこれらの問題は解決できます。完全個室型のソロブースであれば会議の内容に関わらず利用できて便利ですが、機密性の高い情報を扱わないのであれば、セミクローズドタイプの個室ブースでも対応できるかもしれません。施設によっては、Web会議用に防音機能やモニター付きの個室を用意しているところもあります。
オンラインでの会議が多い、または急に会議が入る事がよくあるという場合は、SENQのように月額制で専有の個室ブースを利用できるコワーキングスペースを選ぶのがおすすめです。固定費を節約したい場合は、個室ブースを1〜2室借りて社内で共用するとよいでしょう。
<おすすめの個室ブースのタイプ>
完全個室型、遮音性の高いセミクローズド型
集中作業に利用
コワーキングスペースのオープンエリアでは、足音や話し声などのノイズが気になり、作業に集中できないという人もいるでしょう。また、社外秘などの機密性の高い資料を作成する場合には、他の利用者に見られないよう気をつけなければなりません。
そういったときも、個室ブースを利用すれば作業に集中することができます。この場合は、完全個室型でなくともよいかもしれません。パーティションでデスクの間を仕切るタイプのほか、背の高いパネルで側面と背面を囲って周囲の視線を遮るソファ型のソロブースを設置しているコワーキングスペースもあります。コワーキングスペースで集中して個人作業を行いたいという方は、完全個室型、またはセミクローズド型の個室ブースが用意されている施設を選ぶのがおすすめです。
<おすすめの個室ブースのタイプ>
完全個室型、セミクローズド型
社長室として利用
職務上、経営や人事、経理など秘匿情報を扱うことの多い経営者が、コワーキングスペースのオープンエリアだけで仕事をするのは難しいかもしれません。専有の個室を確保すれば、機密性が高い話も周囲を気にせず話すことができ、スムーズに仕事ができるはずです。
スタートアップ企業などでコストの問題から専用オフィスを設けることが難しくても、個室であれば比較的リーズナブルに専有スペースを持つことができるでしょう。実際に、SENQの利用企業様の中には、コワーキングスペースの個室を社長室として利用されている例もあります。
<おすすめの個室ブースのタイプ>
完全個室型
番外編:対面打ち合わせスペースに利用
少し広めの個室ブースが用意されている施設の場合は、1on1や面談などの2人程度で実施するミーティングにも活用できるかもしれません。会議室の予約が埋まってしまっている場合のほか、オープンエリアではしにくい打ち合わせや他の利用者に聞かれたくない機密性の高い話をするときにも、個室ブースの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
対面打ち合わせに利用する場合は、前もって複数名での使用をしてもよいか、施設の規定を確認するようにしましょう。
<おすすめの個室ブースのタイプ>
完全個室型、セミクローズド型(話の内容に応じて)
個室ブースを専有利用するなら、SENQ 霞が関・青山並木通り・目黒へ
SENQは、京橋、霞が関、六本木、青山、青山並木通り、目黒の都内6カ所でコワーキングスペースとシェアオフィスを展開しています。霞が関や青山並木通り、目黒の拠点には1〜2人で利用可能な個室型のワークブースがあり、月額制でブースの専有利用が可能となっています。
また、京橋や六本木には無料で使える個室型のフォンブースが用意されているほか、1人用のソファ席やソロデスクが用意されている施設もあります。SENQのコワーキング会員は他拠点の利用もできますので、利用シーンにあわせて施設をお選びいただくこともできます。
個人単位かつ時間単位でご利用いただけるドロップイン会員のプランもご用意しています。見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※SENQのサービスについて、詳しくはこちらからご覧ください。