INTERVIEW
2018.07.17

【こゆ財団インタビュー後編】UIターン、都心と地方の二拠点居住も!地方移住を推進するこゆ財団の魅力に迫る

 
SENQパブリックパートナー宮崎県新富町の地域商社「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構」(略称:こゆ財団)の高橋邦男さんのインタビュー。後編は地方での働き方事例や移住促進の活動についてお伺いします。

全国的に人手不足でなかなか人材が採れないと嘆く企業も多く、また移住を促進したい地方自治体も多い中で、なぜ、こゆ財団には活気のある人材が集まるのでしょうか?その働き方の魅力に迫ります。

――前半は新富町の魅力についてたくさんのお話を伺いました。後半はこゆ財団についてお伺いします。まずは活動実績について教えてください。

高橋:主な活動としては、ふるさと納税の運営があります。平成28年度(こゆ財団の設立前年)に新富町のふるさと納税額が約4億だったのが、こゆ財団設立後の平成29年度には、倍以上の9億3000万円に伸ばすことができました。

――凄い伸びですね。成功の要因は何でしょうか。

高橋:行政とは異なり、一般法人として自由度の高いビジネスができるようになったことが要因だと思います。なにより、現場のスタッフの頑張りがすごい。みな元々は役場の職員や地元企業の出身で、営業や商品開発は未経験という人ばかり。それでもみんな新しいことに貪欲にチャレンジしてきたことが、先ほどのような成果に結びついたのだと思います。

――若さとエネルギーが溢れる若者が集まる秘訣は?

高橋:例えば、こゆ財団では毎月第三日曜に「こゆ朝市」を開催しています。それまでも町のみなさんが100回にもわたって続けてこられていたのですが、運営は大変だったようで、出店者も5〜6店舗と少なくなっていたそうです。それを聞いたスタッフは、町のみなさんの思いを引き継いで商店街に活気を生み出したい!と一念発起。現在では30店舗以上が集まるまでになりました。もちろん、簡単にお店を集められたわけではありませんし、びっくりするほどお客様が少なかった時もあります。それでもトライを続ければ、応援してくれる町の人が増えたり、協力したいといってくれる大学生が現れたり、何より集まるお客様やお店が目に見えて増えたりする。スタッフはそういうダイレクトな反応を得られることが楽しみややりがいにつながると話をしていました。いろんな人がここに集まってくれている要因の一つには、そうしたことがあるように感じます。

また、別のスタッフは、テレビやラジオで町の情報を発信したり、町を訪れるゲストを連れて町内をアテンドしたりしています。 メディアやゲストに町を紹介することで、改めて地元の魅力を再発見する機会が多いそうで、「もっと新富町のよさをたくさんの人に知ってほしい」と奮闘しています。これも周りからのダイレクトな反応が得られることで、楽しみややりがいにつながっているケースですね。

――スタッフが自由にチャレンジしている様子がうかがえます。財団という名前のイメージとは随分異なる印象を受けました。

高橋:なるほど、そうかもしれません。確かに財団と聞くと何だか堅い組織のように思われがちですが、私たちのありようはさながらベンチャー企業です。まだたった1年しか経っていませんので、新富町をもっと楽しい町にするためにこれからもチャレンジしていきたいと思っています。

こゆ後編2

こゆ財団は平成29年4月の設立当初、JR日向新富駅の駅舎内にオフィスをおいてスタートしましたが、農業や産業支援により力を入れていくため、町の中心部にある旧店舗を改装。今年5月末に新拠点「チャレンジフィールド」をオープンしました。他にも古民家をリノベーションして、飲食店経営などにチャレンジしたいオーナーを募るなど、町の活性化を進めています。

――今後ももっと面白い町になりそうですね。新富町に移住してくる人も増えているのでは?

高橋:昨年度は福岡、岡山などから7人が移住しました。私たちとのつながりがきっかけで来てくれたメンバーもいます。例えば、東京と新富町で二拠点居住をしているこゆ財団の広報スタッフがいます。彼女は東京での広報や営業、イベント運営などを手がけてくれています。

こゆ後編3

他にも、私たちとの出会いがきっかけで昨年9月に福岡県から移住した女性がいます。彼女は「高齢者に負担のかからない農業を実現したい」と考え、その実践の場に新富町を選んでくれました。実は農業はまったくの未経験だったのですが、町の農家さんの支えもあり、少しずつ農業が軌道に。同年11月には会社を設立し、現在は岡山や富山などから移住者を雇用してくれています。

――熱意のある方が着実に増えて、この先も地域を盛り上げていきそうですね。

高橋:そうですね。最近では東京などの遠方から大学生が「起業や移住に興味があり、こゆ財団さんを知りました。興味あるので今度お邪魔してもいいですか?」と、突然連絡をしてくることもあります。わざわざ連絡をくれるなんてうれしいことです。少しでも私たちの活動に興味を持たれた方は、ぜひ一度新富町に足を運んでください。お待ちしています。

こゆ後編4

――おわりに

新富町のお話を聞いて、たくさんのワクワクをいただきました。
確かに”財団“という名前を聞くとお堅いイメージもあるかもしれません。
今回、話をお伺いした中では、スピード感のあるベンチャー企業というイメージが本当に合っていて、こんな人と働くと楽しいのだろうな、とまで感じられたインタビューでした。新富町に興味を抱かれた方、ぜひ一度訪問してみてはいかがでしょうか!

(インタビュー:林 知佳)

 

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