INTERVIEW
2020.01.06

【SENQ京橋マネージャーインタビュー 前編】日本全国とつながる食の都、京橋。SENQ京橋は「食」をめぐるイノベーションを生み出す「場」でありたい

FOOD INNOVATION」をコンセプトに掲げ、食に関連するさまざまな企業が集まるユニークなオープンイノベーションオフィス、SENQ京橋。ここでは、SENQ京橋をはじめとするSENQ事業そのものを立ち上げた、SENQ京橋マネージャー 日本土地建物株式会社の野口 美隆(のぐち よしたか)氏に、SENQ京橋立ち上げの経緯や施設概要、そしてSENQ京橋の今後の展望について伺いました。

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-----ご経歴と、SENQ京橋を立ち上げたきっかけについて教えてください。

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SENQ京橋マネージャー 野口

野口:私はもともとコンサルタントとして行政向けの箱モノづくりや、都市計画のサポートをしていたのですが、自分で何か事業を起こしたい、例えば建築の経験を活かしてビルを建てられる仕事をしたいと考え、2006年に日本土地建物へ中途入社しました。

SENQを立ち上げるまでは、都市開発や資産管理などを担当していたのですが、その中で京橋エドグランの再開発を担当するにあたって、SENQを新規事業として立ち上げることになり、現在は新規事業全般を担当する部署にいます。

なぜ再開発と弊社の新規事業が連動したかというと、大規模再開発にはミッションとして周辺のまちづくりへの貢献、いわゆる「公共貢献機能」が必ず求められます。例えば、「帰宅困難者のために備蓄品を設ける」「建物の貫通通路を街の歩道として活かす」「歴史的建築物の再生保存活用する」といった機能を設けるケースがあります。

京橋エドグランではそれらの貢献機能に加えて、地域産業への貢献として、「食の都 中央区」の魅力を発信する施設としてSENQ京橋開設の検討がスタートしたのです。

-----地域にも歓迎されているのですね。SENQ京橋について、詳しく教えていただけますか。

ラウンジ1

野口:SENQは一般的には「シェアオフィス」もしくは「コワーキングスペース」と呼ばれる施設形態で、会員の方がご自分の仕事場として共有でお使いになるワークスペースです。

SENQでは更に、自社以外の企業や事業とつながっていく、いわゆるオープンイノベーションを生むコミュニケーションの場を目指して運営しています。仕事場を共有しイベントを通じて交流することで、新しいビジネスが生まれる場を作ろうと考えています。

京橋では「FOOD INNOVATION」をコンセプトに掲げていますが、食品メーカーや飲食店といった食と直結する企業のみならず、IT企業やコンサルティング企業などさまざまな業種の方にご入会いただいています。例えば食品流通にはITが欠かせませんし、販路を広げるためにコンサルティングが関わることもありますから、広い意味で「食」に関わる可能性をもつ企業さまでしたら、どなたでも入会頂けます。

食関連の会員さまの例としては、屋内植物工場を手掛ける企業や、レトルトカレーを通じてご当地をPRする事業を行っている企業、特許技術でチョコレート菓子のオーダーメイドを手掛けている企業など、食を手掛けるユニークな企業がいらっしゃいます。一方、大手食品メーカーの新規事業開発担当部署も「ネットワークを広げて、新しいアイデアがほしい」ということで入会されています。

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-----SENQ京橋ならではの設備も活用されているそうですね。

シェアキッチン1

野口:「FOOD INNOVATION」というコンセプトを体現するもののひとつであり、 SENQの他拠点にはない施設として「シェアキッチン」があります。例えばメーカーなら商品を試食しながら商談する、飲食店なら出店前にレシピ開発をする、食材やメニューの写真撮影をするといったことが、オフィスと同じ場所でできる。食のビジネスにはやはり「食べながら話ができる」場が必要ですから。

-----京橋という立地も食のビジネスではかなりの強みになるかと思います。

野口:はい。なんといっても東京駅の目の前ですから。食のビジネスは、提供場所だけではなく農場や漁場といった食材の産地や、工場など加工の拠点、さまざまな場とつながる必要があります。そう考えると、全国各地とつながる拠点である東京駅は、食の拠点には非常に適した場所です。実際に、地方の方が東京の拠点としてSENQ京橋を契約されたケースもあります。

食の生産拠点は全国各地にありますが、最も多くの消費者を抱えているのは東京ですから、両方に拠点があることは非常に重要です。以前イベントで登壇いただいた飲食業のベンチャー企業さまも「京橋は東京でリサーチをするのにはとてもいいエリアだ。イベントをやっても反応がよく、尖った人に届きやすい」とおっしゃっていました。

-----SENQ京橋に関心を持っている方へ、メッセージをお願いします。

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野口:既存のカテゴリーにとらわれない「場」として、SENQを成長させていきたいと考えています。「シェアオフィス」とか「コワーキングスペース」というと、「仕事をするスペース」としてイメージされがちですが、SENQは人と人のコミュニティや、企業同士のネットワークみたいなものも内包しているよ、と伝えたい。知り合って会話することで自然とマッチングが起きるような、何気ない会話の中から次の事業のアイデアが生まれるような「場」であってほしいと思っています。

私達自身も、自らの企画として「オープンイノベーションを誘発する新しいワークスペースを作りたい」と発案し、新規事業として会社に認めてもらいました。ゼロから新規事業をスタートしたという意味では、私達のお客様であるスタートアップ経営者や新規事業担当者の方々に近い立場です。SENQに集う会員の皆さんにも、是非ご自身の事業を成功させてほしいと、強く思っています。

野心を持っている方、我々も一緒にビジネスを育てる場を作り上げて成長していきたいと思っていますので、ぜひSENQ京橋へ来てください。フード関連のユニークなイベントをいろいろ企画していますし、外部からご参加いただけるイベントもあるので、お待ちしています。

------ありがとうございました。

 
インタビュー:丸田カヨコ)

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