2017年7月20日@SENQ青山
国内外で女性のキャリアと自信形成を支援されている、株式会社MANABICIA 代表 池原 真佐子 氏を講師にお迎えし、これからのビジネスパーソンにとって仕事で成果を上げる必須スキルとなる、「魅力指数」を高める実践的なワークショップを行いました。
池原氏は5月18日に「自信と望むキャリアを手に入れる 魅力の正体」(大和書房)を出版。当日は著書についてもお話頂きました。
◆ ご登壇者 ◆
株式会社MANABICIA 代表 池原 真佐子 氏
福岡県出身。早稲田大学・大学院で成人教育を学ぶ。PR会社で女性向け商品やNGO、アートなどのPRに関わる。その後、国際関係のNPOに転じ、教育プログラムの企画運営を行う。コンサル会社に移り、国内外のコンサルタントの教育や人材開発に従事。コンサル会社在職中にINSEAD(Executive Master in Consulting and Coaching for Change)へ国際通学。コーチング、組織開発、リーダーシップ心理学の修士を取得。その後、MANABICIAを立ち上げる。
パートナーが海外単身赴任中のため、現在は1人で1歳児のワンオペ子育てをしながら、東京を中心に地方や海外でも仕事を行なっている。
1.トークセッション
① なぜビジネスで「魅力」は必要なの?
②「魅力」が身につけばビジネスでどのような変化が起こるの?
③「魅力」を身につけるために何から始めればいいの?
についてお話頂きました。
① なぜビジネス「魅力」は必要なの?
キャリアの8割は、人からの協力、人からのチャンスで出来ています。誰しもキャリアのターニングポイントで、上司の引き立てや友人のアドバイスによってチャンスを得られた経験があるはず。そのようなときに、「あの人に声をかけてみたい」と思い出して貰うことが魅力です。
キャリアアップしたいとき、自分の望む方向へ進みたいとき、資格取得や内面の充実に重きを置きがちです。魅力を磨いてチャンスを得る人は、専門知識(IQ)や感情コントロール(EQ)という土台磨きに加えて、外見やしぐさ、オーラにも注意を払っています。中身が充実していても、人に伝わらないと、「あの人に声をかけよう」とまず思い出してもらえないからです。
例えば、
「外見」は、自分がこうありたいと思う、自分が望むビジョンにマッチングした外見をしているか。役職、社風、業界に応じた服装をしているか。
「しぐさ」は、肩がすくんで自信がないように見えていないか。部下をぞんざいに扱っていないか等の所作やしぐさ。
「オーラ」は集中力です。 ※集中力についてはトーク③でお話頂いています。
②「魅力」が身につけばビジネスにどのような変化が起こるの?
魅力が身につくことでビジネスに起こる一番の変化は、「人が助けてくれやすくなる」です。
ビジネスの判断は、左脳でしているようで、存在意義、無意識、好き嫌いで行っています。トップエグゼクティブや起業家になればなるほど、数字を見て判断しているつもりでも潜在意識で判断しています。自分の魅力を高めて、人から潜在的、生物学的に好きと思ってもらえれば、ビジネスの判断が有利になります。
魅力というと完璧にならなくてはいけないと思われがちですが、全く逆。隙のない何もかも完璧な人は意外と支援を遠ざけています。魅力とは不完全であることをそのまま出せること。不完全さを魅力にしていく。自分が持っているものをそのまま人に伝えていくことが魅力そのものなのです。
③『魅力』を身につけるには何から始めればいいの?
1秒で出来るワークは、「相手に膝を向けて話をする」ことです。
人は後ろから話しかけられたとき上半身だけを向けて話をしがちですが、手を止めて膝を向けるだけで信頼関係が出来ると言われています。後ろから話しかけられたときに2分間手を止めたとしてもビジネスに支障はないはずです。手を止めないのは無意識的に面倒くさいという意識が働くからであり、その面倒くささは相手に伝わります。
全人類、業種、性別問わず、人が願っていることは、自分を大事にされたい、自分の存在をないがしろにされたくないということ。その望みを叶えてあげることが、いい信頼関係を築いて魅力的だと思われるコツです。
目の前の会っている人、話している人に、あなたのことが世界で一番大事ですと思わせることがあなた自身の存在感になります。その時に一番簡単なのが話している相手に膝を向けることです。心理学的に無意識にあなたのいうことを聞いていますよという姿勢です。
存在感の大きな要は集中力。相手の話をきちんと一分間聞くことが集中力です。目の前の相手に対して今ここにいるよと集中して聞くトレーニングから始めてみましょう。
2.ワーク
後半は50分かけて、「自分の魅力を知るワーク」を行いました。3人1組のグループになって開始です。
① 第一印象を聞く
一切の自己紹介なくワーク開始。名前も知らないまま、それぞれの第一印象を3分間伝えあいました。
② 今の想いを話す
今の自分がやっていること、こういう自分になりたい等、大きな夢を5分間メンバーに語りました。ナイスなトークではなくリアルなトークです。
③ アドバイスをもらう
メンバーのビジョンと想いを聞いたうえで、例えば〇〇になりたいならこうした方が良い等のアドバイスをおくりました。
3.振り返り
応援される人になってチャンスを得るためには、自分自身のことをきちんと相手に伝える必要があります。
イベントの最後に、1人1分間で自分のキャッチフレーズを発表。参加者に自分自身のことをきちんと伝えることを実践して閉会しました。
当日の模様は以上です。
❖ ご登壇企業 ❖
株式会社MANABICIA : http://www.manabicia.com/
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