健康診断もフリーランスの大切な仕事

 2020.01.20  丸田カヨコ

フリーランスは身体が資本。とはいえ、健康管理も自分の裁量となれば、忙しさのあまり二の次になりがちなのも事実です。今回は、フリーランスにとって重要な健康診断について、知っておきたい情報を紹介します。

フリーランスが健康診断を受けるには?

二の次になりがちな健康診断

年間計画で健康診断がスケジューリングされていることも多い企業に対して、フリーランスは、特に体調に不安がなければ健康診断もついつい先延ばしにしがちです。一般健康診断でも数千円から1万円程度といわれる自己負担額もまた、先延ばしの一因になっているかもしれません。そこで、フリーランスでも負担が少なく健康診断を受けられる方法をご紹介します。

自治体の一般健康診断を受ける

職場などの健康診断を受けることがない方は、市町村など自治体の一般健康診断を受けることができます。健診の対象となる年齢や内容、自己負担額は自治体によって違いますが、問診、身体計測、血圧測定、血液検査、検尿などはおおむね実施されており、無料で受けられたり、負担がある場合でも数百円程度ということが多いようです。

自治体の特定保健診査(メタボ健診)を受ける

40歳~74歳で、お住まいの地域の国民健康保険に加入している(年度途中の異動がない)方であれば、市町村など自治体の特定健康診査(通称メタボ健診)を受けることができます。通称のとおり生活習慣病の予防に着目した健診で、自己負担額は自治体によって違いますが、内容は決まっています。
一般健康診断に加えて腹囲の測定を行い、腹囲またはBMIが規定値より大きい場合を基本に、血糖値、脂質値、血圧値や喫煙歴から判断して低リスク~高リスクの3種類に分類、保健指導が行われます。

任意継続した被用者保険で健診を受ける

職場で加入していた被用者保険(健保組合、協会けんぽ、共済組合など)は、退職後も2年間任意継続ができます。退職日から20日以内に任意継続の手続きをしておけば、2年間はこの被用者保険で健康診断に対する補助を受けられます。健診にかかる費用や一般健康診断以外の内容、条件などは被用者保険によって異なります。

業種ごとの保険組合に加入して健診を受ける

土木・建築、医師、税理士、浴場業務など、「その業種に従事する人が加入する」ための保険組合があるのをご存じでしょうか。自治体の国民健康保険の保険料が前年の所得に応じて変わるのに対し、収入の多寡にかかわらず保険料が一定となっているため、こちらに加入する方が保険料負担は軽くなることも。加入の条件は保険組合によって異なりますので、チェックしてみてください。

フリーランス対象の保険サービスに加入する

SENQのアライアンスパートナープロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」が会員向けに提供している福利厚生「ベネフィットプラン」で自動付帯される「WELBOX」や「あんしん財団」など、社会保険に加入できないフリーランスを対象とした保険や福利厚生サービスの中には、健康診断費用の補助や人間ドックの割引サービスを提供しているものがあります。
自治体の健診を受けられない年齢の方や、任意継続、業種ごとの保険組合加入などができない方にも利用の可能性が広がります。

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負担が大きい人間ドックやがん検診も

受けるに越したことはないけれど……

「なにかあってからでは遅い」とよくいわれますが、検診も同じこと。病気を早期発見できれば治癒率を高め、治療の手間や医療費を軽減することもできます。ただ、人間ドックやがん検診は費用や時間などの負担が大きいのも事実です。そこで、なるべく無理なく定期的に検診を受けるためのポイントをご紹介します。

自治体の費用補助やクーポンがあればぜひ利用して

自治体によっては、がん検診などの費用補助を行っていたり、クーポンを発行していたりすることがあります。年齢や受けられる期間、医療施設などの条件が設けられているのが一般的ですが、まずは自分が対象になっているか調べてみましょう。

気になる検診だけを受けるアラカルトドックも

人間ドックとなると何万円も費用がかかりますが、特定の検診だけであればそれほど高額にはならないことも。気になっている症状がある、健康診断の数値がよくないなど、詳しく調べておきたい検診だけを組み合わせる「アラカルトドック」という方法もあります。費用を気にして二の足を踏み続けるよりはいいはずです。

セルフメディケーション税制を上手に利用して

フリーランスの健康診断費用は経費計上できません。ただし、人間ドックのほか、保険者(加入している国民健康保険など)が実施する骨粗しょう症検診やがん検診などの健康診査は、「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」の対象となっています。
セルフメディケーション税制は、所定の健康診断などを受けている人が、一部の市販薬(OTC医薬品)を年間12,000円分以上購入した際に所得控除を受けられるようにしたもの。確定申告で申告するようになっているので、市販薬をよく利用しているフリーランスの方は見逃せない制度です。但し、通常の医療費控除と同時に控除を受けることはできませんので、申告の際は、関係機関や税理士等にご相談ください。

定期的に健康診断を受ける習慣を

「時は金なり」のフリーランスにとって、仕事のスケジュールを調整して受ける健康診断は、費用面に限らず負担が大きいものです。ただ、もしも体調を崩して入院だ、手術だとなれば比べものにならないほどの負担がかかります。健康診断で病気を早期発見したり、予防のポイントをつかんだりできるのは、大きなメリットともいえるのです。
フリーランスだからこそ、むしろ定期的に健康診断を受ける習慣をつけましょう。「毎年誕生日前後に人間ドックを」というように、年中行事に組み込んでしまうのもおすすめです。

 

(ライター:丸田カヨコ


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